LoL 銀3 の有難いお話 ~Season 5 開幕~

2015/02/06

League of Legends ゲーム

はい、久しぶりに League of Legends の話。
Season 5 が開幕ね。各プレイヤーの rank がリセットされ、心機一転より高みを目指して再び各プレイヤーが鎬を削る新シーズン、ってことなんだけども。




私も Season 5 が始まってさっそく ranked match をガンガン回したんだけど、元銀 1 で、 4 勝 6 敗 の銀 5 配属でした(あれ? 元金 5 だったのでは…? いえ、これは話すとながーくなるので割愛)。
まぁこんなもんか、と。初期配置なんてのは、ただの運試しだと思ってやってるんでね。特に感慨もなく「あー銀 5 かよー、上がるのに結構試合数必要だろうからだるいなー」ぐらいのね。
いやマジで。全然「なんでまた銀 5 からなんだよ!」みたいな、そういうの無いから。声も震えてないし。また金にあがればいいんです。
実際その後も ranked 回してたら 35 試合ぐらいで銀 3 になってるんで、まぁとりあえずあと 300 LP 積み上げていきましょーって感じだね。想像してたよりすんなり銀 3 まで来たからホッとしてるのが本心だけどさ。ドツボにはまった時の俺の降下はハンパじゃないからね。

<図:ドツボにはまった例>

さてはて、 Season 5 になって一番変わったことはなんでしょう、って聞くまでもなく jungle ね。 Season 4 と比べたら、もうガラっと変わってしまって。
Season 4 だとテンプレ強行動が「 top か mid に Lv3 gank 」だったんだけど、 Season 5 のテンプレ行動は「 Lv3 になったら一旦 recall して jungle アイテムを upgrade 」になっちゃった。
中立クリープが強くなった事と、 jungle アイテムの upgrade したヤツが結構強い、ってので安定した選択しとして Lv3 recall が選ばれることが多くなったというカンジやね。

で、こういう消極的な選択がメジャーになると、マイナーな積極策がより際立って生きるようにもなってきたりしてね。
Shaco, Fiddle あたりの Lv3 gank がザクザク刺さったりしてまんな、今はね。
まぁそんなこんな、メジャーな消極策とマイナーな積極策となっているようだけども、今回はメジャーな選択肢である「 Lv3 recall 」をテーマに「(銀下位では)いかに counter gank するか」を書きたいなと。


■私のオススメ
Season 5 私のイチオシ jungle チャンピオンは Sejuani です。

優秀なKDAとまぁまぁの勝率!

理由はいろいろとあるけど、一番の理由は「 counter jungle が来にくい」という世情。まぁ銀下位だからだろうけど。一旦 Lv3 で recall して紫エンチャントをつけてしまえば Sejuani の Health がカツカツになることは無いでしょう。なので、今回は Sejuani で回るのを例にとって考えていこうかなと。

■1. Sejuani を pick
そう、今輝きを放っている Sejuani を pick するのです。

ちなみにマスタリー、0/14/16 が流行っていますが、私は 0/21/9 にしています。
理由はいくつかあって……
  • 私にはうまく活用できなかった
    →結局 Health を大きく減らしてしまう
  • 相手も Lv3 gank に中々来ない
    → Season 4 のように Lv3 top で first blood の発生確率が低い
  • Lv 3 gank の有効性はレーナーの具合に左右される
    → 負けてるところに飛び込んでゴッソリ体力を奪う、っていうのが Lv3 Sejuani では難しかった
なので、最初から Lv3 gank の方向性を捨てて、その後の強さを優先したマスタリーに落ち着きました。

相手の jungler や top の組み合わせによっては 0/14/16 で Lv3 gank に備えた方がいいかなー、なんて時もあるでしょうから一応ページは用意してます。
特に相手が Vi の時は備えた方がいいかも……って思うんだけど、まぁ counter しかけて double kill 取られるのとかイヤだし、そこはほら、レーナーがんばってよ、みたいな気持ちで相手の Lv3 gank が来ないように、来ても味方ががんばってくれるように祈ってます。

■2. いかなる時でも bot 側スタート
bot 側スタートの理由は better leash のためと、 top のレベル差をつけないためです。ブルーチームなら 2 golems、パープルチームならカエルからスタートします。もちろん smite は使って。
Sejuani は赤側スタートしてしまうと青を狩る体力が残らないよー、ぴえーん(>_<) なんて感じになりがちですけど、そこは工夫でカバー。

パープルチームなら赤が後になるんで、特に考えなくていいですね。カエル→青→赤 で recall です。
ブルーチームなら 2 golems に smite 使って狩り、そのまま Razor beaks (旧 Wraith) を狩ります。ここで pot 1 つ消費。
狩り終わった時には smite の CD が 15 秒ぐらいでしょう。ほんのちょっとだけ待機してから赤を殴り始めて smite が上がったら即赤にぶっぱ。たぶん即使わないと死ぬ。
で、青に向かいます。ここで pot 2 つめ消費。青はギリギリ狩れるでしょうから、終わったら recall します。
赤終わった後の体力に不安があれば recall しちゃいます。その辺は最初の leash 具合とかで「無理やん」ってなる事もあるから諦めも肝心。
recall したら紫エンチャントと pot, ward 買います。


ちなみにこんな感じで結構ギリギリで回ってるので、 lee に q つけられた瞬間死ぬのが確定します。でも今のところ銀下位で counter jungle されたこと無いから、これでいっかと思って回ってます。

Season 4 の頃書いた「 Xin で相手の赤をパクったら勝ち」みたいなのとは、だいぶ方向性が違いますな。
Xin は「相手の jungler よりも成長する」「相手に早期 gank をさせない」「 7:10 の相手青の結果如何で drag が取れて有利をつけられる」という、序盤に自分でチームを有利に導こうっていうテーマでした。
今回の Sejuani は相手の jungler も邪魔しないし、もし相手に早期 gank されたら味方が死ぬかもしれない。ここでは何も生み出してないわけです。ちょっと味方まかせな部分が以前よりは多いでしょうね。
でも Sejuani には、序盤でつけられた有利をひっくり返す力があると私は信じてます。なので最序盤は運任せにしてもいいと思って、こんな感じの開幕行動をしてます。

■3.確率 1/2
さぁ、ここからですよ。ここからが本当の jungling です。
相手が Lv3 gank をしたかどうかの 2 パターンに分けて、相手の jungler の行動を予測します。
まず自分と同じように、相手も Lv3 gank をしなかった場合。

特に rammus などの tanky jungler は Lv3 recall が大安定なので、ほぼ自分と同じタイミングで recall していると考えていいでしょう。
さて、なにをしますか。
相手も自分と同じようなまわり方をしているとすれば、 bot 側にも top 側にも狩れる中立がいます。gank 行く手前に何か一個食ってから行きたいと思うのが人情でしょう。問題は、その一個食った後です。
もう中立クリープは周囲にはいない。となると必然的に gank にでも行こうかな、とまぁそんな感じになろうかと思います。なので、こちらは counter gank を狙います。

たとえば自分がブルーチームで、こちらの top がかなり push している場合、相手は 2 golems を狩った後 top gank しようとするでしょう。
なのでこちらはそれに備えて、 top 側のカエルを狩ってから top にレーンの後ろから入ります。
ちょっと top のサイド bush に隠れつつ相手の登場を待ちます。もし wave の具合からみて、こちらのミニオン数が減り始めても gank が来なかったらそのまま待機し、押し返してきた相手の top を gank します。

とても単純化した例を出してしまいましたけど、全レーンが等しく push している場合はこうはいきません。得てして「どこに来るか」が予測つきにくい状況というのは良くあります。
視界で相手の情報を取る努力をここまでしてきていませんので、相手がどの中立クリープを残していて、そのついでにどこに gank するか……というのは運ですカンですてきとーです

この場合、私は「相手は Razor beaks を狩る」と決め打ちしてます。いや、本当は視界を取る努力をもう少しして、相手がどこスタートだったかぐらいを把握できていればもう少し違うのかもしれないけど、一週目は体力がカツカツだからあんまり無理したくないし。
相手が tanky jungler だった場合、 Razor beaks は強いんで後回しにする可能性が高いですし、 recall から狩りに行くまでが近いのでつい無意識に Razor beaks に行ってしまうのが人情ってもんです。

相手が base から Razor beaks に歩いて向かうと想定すると、仮に全レーン等しく押していたとしてもある程度予測することはできるでしょう。もちろんカンが外れてスカることもしばしばですが、そういうのは気にしない。それは相手がうまいことやったとも言えるし、全レーン push とかお前らなにしてくれてんじゃ、って言ってもいいし。

たとえば自分がブルーチームで、自分達の mid ahri (Lv5) が push している状態。相手の jungler からすれば、 Lv6 になる前に一度刺してせめて flash は吐かせたい。なら、当然 Razor beaks 狩った後は mid に gank するでしょう。
こっちも Razor beaks を狩りつつ mid の川と Razor beaks pit の間で待ちます。しばらく来ないようなら top に歩きます。なんで top かというと、相手が Razor beaks 狩った後は top の方が行きやすいから。あ、でも top が push してないならたぶん相手は行かないので私も top には行きません。 bot 側に行きます。

こんな風に「相手の jungler が行きたいと思いそうなところ」を狙って歩いていきます。なので今のたとえ話でいうと mid の後の top か bot か、っていうのは状況もそうですが相手のやりたい事にも依存するので当てが外れることもしばしばです。
こういう「予測しづらい状況」の 1/2 の賭けに勝って counter gank 成功すると、とっても気持ちいいです。

■4. 「後の先」の squash jungler 対応
次に相手が Lv3 gank をした場合
例としては Lee, Xin, Vi, Shaco, Fidd あたりですかね、 Lv3 で来そうなのは。タイミングとしては自分が recall しているあたりでどこかに gank が行っているというカンジになるので、この Lv3 gank 自体を止めるつもりはありません。味方がうまく対処してくれることを手を合わせながら祈ります。

で、相手は gank してこちらは先に recall しているんで、 recall 直後はこっちが一歩相手の jungler より先に動けているという状態になっています。 Lv3 gank を受けたという不利、後手の部分を逆に「次の先手」に生かせればかなり早めに Lv3 gank 分の不利をキャッチアップできるでしょう。

今この状態は「とにかく一直線に進めば、絶対に相手の jungler よりも先に到達する」っていう状態ですんで、今すぐ gank 刺したい!っていうようなレーン状況があれば一目散にダッシュしちゃえばいいでしょう。まぁこっちはまだ Lv3 の Sejuani なのでそんな状況にはなかなかならないとは思いますが。
gank を受けたレーンが top か mid で、まだいけそうな感じなら gank 仕返すことも選択肢のひとつかなと。gank で受けた不利を帳消しにできればレーナーは助かるでしょう。

ともかく、相手が counter gank にはまず来ないだろう、というこのタイミングを狙ってみるのはいい手です。
逆にこちらが Razor beaks を狩ってから mid に gank ってルートを取ると相手の jungler が間に合ってしまいます(つまり 3. で書いた事の逆をやられてしまう)。なので、もし mid 行きたいなら recall 直後なにも狩らずに行く。 Razor beaks 狩りたいなら mid は押し込まれているときだけいって深追いしない。
もしこちらの mid が push しまくってるとしても相手の jungler は走ってきてる最中なので、こっちは Razor beaks を狩る余裕があります。ゆっくり狩った後に 3. と同様に川と pit の間でステンバーイすれば十分間に合います。ま、相手も Razor beaks 狩っちゃうとこちらがただ待つだけになっちゃうんですけどね。まぁそこは counter gank のチャンスを狙うコストってことで、こちらに選択の余地があるってことです。

あまり相手から狙われそうな場所もなく、こっちが狙えそうな場所もない、って場合(いちばんありがち)は、思い切って「なーんにも考えずに farm する」っていうのも一つの手です。
攻撃的な jungler が相手の場合、こちらが先か、同タイミングで Lv6 になっていないと戦いの幅が大きく狭まります。 Lv6 の Vi と Lv5 の Sejuani では counter gank すらままならずトリプルキル取られるだけです。
なので、あまり counter を狙いすぎてレベル先行されるのは下策です。

相手の心理を考えつつ「程よきところ」を狙っていくのが楽しいところです。マインドゲームですね。

■5. Lv6 になったら ult があるんじゃ
tanky jungler 一番の弱点であろう序盤は、 counter gank の事だけを考えておくことでしのげるはずです。今の時代、いかに squash なタイプでもそんなにたくさん gank はできないハズです。もしザクザク刺されたら、そりゃもう知りません。レーナーのせいです。人のせいです。忘れましょう。

Lv6 からは Sejuani の超強力な cc ult を炸裂させる時です。ここからは特に工夫することもなく行けそうなレーンに gank しにいき、 drag 戦がはじまったら initiate を狙い……という tank として期待されていることをしましょう。

集団戦のコツとか、そういうのは僕は語れるような力はないので書けません。
とにかく w しつつ e と ult の cc で「 Sejuani ちゅよ~い」って言ってれば勝てます。


というわけで Xin の jungle の時と同様に序盤の過ごし方だけを書いてみました。
特に tanky jungler をやるときは序盤何もできずに味方が負けてしまう、っていうケースがあると思います(念のため言っておきますが、銀 3 が書いてます)。
しかし counter gank を狙う、相手の jungler はどこにいるか、いつ来るか予想するだけで自分の成長速度をそれほど落とすことなく、味方が負けていくという事態を緩和することができると思います。

というわけで Season 5 は Sejuani で金に行きましょう! って話でした。

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